【こんな症例も治ります シリーズ294】 ネコの重度低K血症を伴う慢性腎臓病 も的確な診断と治療でコントロールします。

★ 食事は、腎臓のために非常に大切な要素です。 食事の選び方を間違っていませんか?

参照サイト:

https://bit.ly/2GpZkjv

 

 

ネコ 17歳4ヵ月 メス(避妊手術済み)

 

【ご飯を食べなくなりぐったりしている】というネコちゃんです。

 

■ 身体検査の時には、力なく動けない状態でした。

 

■ 検査を行ってみると腎数値が跳ね上がっていたのと、電解質の中でもK(カリウム)というものがかなり低くなっている状態でした。

 

■ 早急に入院下で治療をスタートすると、点滴および足りないKを補給したことに反応し、元気がでてきたのですが、点滴をやめて通院点滴に切り替えるとすぐにKがまた下がってしまい、同時に脱水による腎数値の上昇がひどくなってしまう状態でした。

 

■ そのため、内服によるKの補給を行う治療、および、Kを身体の外に出さず血液中に留まらせる治療を行ったところ、Kが入院しなくても通院でしっかり血液中にある状態を作ることができました。

 

■ それと同時に食欲も元気も、しっかり戻ってきてくれました。

 

※ 犬猫は症状を隠す傾向があります。

症状が出た時にはすでに危険な状態になっていることが多いので、しっかりと定期検査をしてあげることが重要です。

 

お家の動物さんで普段と違うことがあれば、早めに来院されることをオススメします。

 

獣医師 新美綾乃

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